当社がプロデュースするクリエイティブ・ファーム Incline が企画・制作しております蒼井優の主演最新作、黒沢清監督『スパイの妻』が、9月2日〜12日(現地時間)にイタリアで開催されていた第77回ヴェネチア国際映画祭で、銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞いたしました。
ヴェネチア国際映画祭は、カンヌ・ベルリンと並ぶ世界三大映画祭のひとつであり、世界最古と呼ばれる歴史深い映画祭です。
そのメインであるコンペティション部門に、唯一の日本映画として選出された本作がヴェネチア国際映画祭の最優秀監督賞にあたる銀獅子賞を受賞したことは、日本映画としては2003年の北野武監督『座頭市』以来、17年ぶりの快挙となります。
黒沢清監督コメント
スタッフと俳優の力が最高のかたちで組み合わさった結果だと思っています。映画の可能性は無限なのだと、この歳になって実感しました。
蒼井優さんコメント
黒沢監督、銀獅子賞受賞おめでとうございます。
ケイト・ブランシェットさんから監督のお名前が呼ばれた瞬間、現場の片隅で、モニターを静かに並んで見つめられていた、監督と奥様の後ろ姿を思い出しました。
たくさんの映画仲間から連絡が入り、みんなとても興奮し、感動し、喜んでいます。黒沢監督、本当におめでとうございます。これからも監督の映画を楽しみにしています。
高橋一生さんコメント
ヴェネツィア国際映画祭監督賞受賞、心からお祝い申し上げます。この作品が世界で評価されることを嬉しく思います。黒沢監督のもと、あの空間、あのスタッフ、キャストと共に作品を作り上げていく時間は、最高の体験でした。これからも素晴らしい作品を楽しみにしております。おめでとうございます。
本作品は10月16日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開します。
劇場版『スパイの妻』公式Webサイト
http://wos.bitters.co.jp
予告編映像
https://youtu.be/Ho3GWR03x8k